自然災害に備える保険

こんにちは!
アイプランニングの飯村久美です。

台風10号による被害は大丈夫でしたでしょうか。

九州や中国地方に甚大な被害をもたらし、現在は熱帯低気圧に変わりましたが、記録的な大雨により土砂災害の危険性が高まっているとのことです。厳重に警戒してください。

住宅が被害を受けた場合、「罹災(りさい)証明書」を自治体からもらっておきましょう。公的支援を利用するのに必要になります。

また、被災状況を写真に撮って記録をしておくことも大切です。
カメラやスマホで被害箇所の状況がわかるように、各方向から撮影しましょう。
浸水した場合は、どこまで水位があったか高さが分かるように撮ります。

罹災証明書は、マイナンバーカードを利用して、マイナポータルからオンラインで発行を申請することも可能です。

今回のコラムは、自然災害に対する保険についてまとめてみました。

今一度、自宅の損害をカバーする保険を確認しておきましょう。

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1.コラム「自然災害に備える保険」 

2. コラム「暴落にも強い『長期・積立・分散』投資」

3.セミナー参加者の声

4.NHK―FM出演予定

5.ホームページがリニューアルしました!

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1.コラム「自然災害に備える保険」
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【地震を除く自然災害の多くは「火災保険」で補償される】

自然災害で建物や家財(家の中にある生活用品)に損害を受けた場合、「火災保険」が役に立ちます。様々な災害が火災保険の対象になります。

1 火災、落雷、破裂・爆発
(建物の例)火災による建物の焼失
(家財の例)落雷による家電製品の破損

2 風災、雹災、雪災
(建物の例)暴風による屋根の損害

3 水災
(建物の例)大雨の床上浸水による建物の損害

4 物体飛来、落下
(建物の例)取材中のヘリコプターから物が落ちて、自宅の屋根が破損した場合

5 水ぬれ
(建物の例)給排水設備が破損し、部屋が水びたしになった場合
(家財の例)マンション上階からの水漏れにより、家財が損害を受けた場合

6 騒じょう
(建物の例)デモなどの大規模な破壊行為が起き、自宅が破損した場合

7 盗難
(建物の例)泥棒により窓ガラスが割られた場合

8 破損、汚損等
(建物の例)うっかり窓ガラスを割ってしまった場合

このように火災保険の補償範囲は多岐にわたりますが、地震、噴火、津波を原因とす る損害は補償の対象外となり、「地震保険」 で備えることになるので注意しましょう。

火災保険に加入する際は、補償の対象を「建物のみ」「家財のみ」「建物+家財」から選択します。一般的に、持ち家の人は建物と家財の両方に、賃貸に住んでいる人は家財のみに加入します。

【台風や豪雨に役立つのは「火災保険の水災補償」】

先週からの台風10号も各地に大きな爪痕を残しました。台風や線状降水帯による集中豪雨に伴う水災の被害は近年非常に増えています。

これは地球温暖化により、海面水温が上昇し台風の発達を助長しているからと言われています。日本の平均気温は1900年以降の約100年間で、約1.2℃上昇しています。特に1980年以降気温上昇のペースが加速しており、異常気象や高温日数が増加しています。

2019年の台風19号では、川から離れている地域にもかかわらずタワーマンションが浸水し、電気もエレベーターも長期間使えなくなりました。
こうした水災による建物や家財の損害 は、火災保険の「水災補償」でカバーします。

一般的な水災補償では、契約金額に対して30%以上の損害を受けた場合や、床を超えて水が入ってくる床上浸水など一定の被害があった場合に保険金が支払われます。

水災補償は、全ての火災保険についているものではなくプランによって異なります。昔入った火災保険には水災の補償がついていない場合があります。

また、火災保険では、車は補償の対象外になっています。大雨で車が浸水した場合などは、自動車保険の車両保険で補償されます。(補償される自然災害の範囲は保険会社によって異なる場合があります。)

【地震への備えは火災保険とセットで入る「地震保険」】

自然災害の中でも、地震、噴火、これらによる津波を原因とする損害においては、火災保険ではなく地震保険で備えます。地震保険も建物と家財、または両方合わせて契約することができますが、地震保険単独で入ることはできず、必ず火災保険とセットで加入します。

すでに火災保険に加入している人は、あとから地震保険に加入することもできます。2022年度のデータでは、火災保険に加入している人の約7割が地震保険に加入していました。

地震保険は政府と損害保険会社が共同で運営しているため、どの保険会社で入っても補償内容や保険料は同じです。保険料は地域によって異なり、地震発生のリスクが大きい地域では他の地域と比べて保険料が高くなっています。

ちなみに、東日本大震災で支払われた地震保険の総額は1兆2800億円を超えました。巨大地震はとてつもなく大きな被害をもたらしました。繰り返しになりますが、地震による損害は火災保険ではなく、地震保険をセットしないとカバーされません。未加入の方は、万一に備え、地震保険も検討しましょう。

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2.コラム「暴落にも強い『長期・積立・分散』投資」
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2024年7月11日に 終値で42,224円を付けた日経平均株価は、2024年8月5日には終値で31,458円になりました。前の営業日より過去最大の4,551円の下げ幅を記録しました。

投資をしていてこのような暴落に直面すると、投資した資産が大幅に減って非常に心配になってしまうかと思います。
特に新NISA から積立投資をスタートした方にとっては、せっかく積み上げてきた資産が目減りしてしまうことに大きく心を揺さぶられてしまうのではないでしょうか。

投資に絶対という言葉はありませんが、このような暴落に対しても対策する方法はあります。
その一つが長期・積立・分散投資です。

HPでシミュレーションをしてみました。
https://www.fp-iimura.jp/%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%83%e3%83%95%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0/5038

昨年(2023/01/01 )から、毎月1万円 日経平均225 に投資を行った場合(毎月1日の終値)の例です。

42,000円以上つけた株価が34,000円に下がったとしても、(2024年9月1日に購入した時に株価がさらに下がって34,000円だったとして計算しています。)3,500円以上のプラスになっています。

長期・積立・分散のドルコスト平均法と呼ばれる毎月一定額を投資する方法では、株価が高い時には購入できる株式の枚数が減り、今回のように暴落で株価が安くなった時にはたくさんの株式を購入することができます。

新NISAが始まった今年2024年1月1日を期に積立投資をスタートした方にとっては、高値で積み立てていき今回の暴落になったので、損失額が大きくなってしまったかと思いますが、それでも長期・積立・分散ならばリスクヘッジができます。

(今回シミュレーションに使用したEXCELファイルはHPのリンクよりダウンロードすることができます。よかったらご活用ください。)

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3.セミナー参加者の声
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先日、ファイナンシャルプランナーの方々に向けて、お話をさせていただく機会がありました。
終了後、参加者の方から嬉しいご感想をお寄せいただきました。
一部をご紹介させてください。

「昨日は見事なセミナーをありがとうございました。
あんなに参加者が吸い込まれるように話を聴き、グループで親しく会話する姿を見たのは初めてです。

飯村様の心地よい語り口と滲み出る人柄、セミナーの冒頭で空気がガラッと一変したのはもう見事としか言えませんでした。

参加者から「楽しかった。参加して良かった。話し方がプロ。気さくで素敵な講師。」書ききれないほどの絶賛の声が聞かれました。

そして、ピンチをチャンスに変える物凄い努力と行動力、あの膨大なスライドの数に基づく引き出しの多さに私は大きな感銘を受けました。

数えきれないほどの共感と気づきの嵐。膨大すぎて書き留めきれず、気づき達が頭の中で膨れ上がっています。」

S 様、大変励みになる嬉しいご感想をありがとうございました。

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4.NHK―FM出演予定
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9月6日NHK-FM「ひるどき!さいたま~ず」の「さいたマネー」のコーナーに出演予定です。

埼玉県出身FPとして頑張ります。

ラジコのタイムフリーで聴き逃した放送が聴けますので、よろしければ是非♪

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5.ホームページがリニューアルしました!
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FP事務所アイプランニングのホームページがリニューアルいたしました。

これまでよりも分かりやすく、見やすくなったかと思います。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

今回もお読みいただき、ありがとうございました!

夏の疲れが出る頃ですので、どうぞご自愛ながらお過ごしください。

FP事務所アイプランニングでは、ご相談を承っています。

時間や場所を選ばない「オンライン相談」をご活用ください。
https://www.fp-iimura.jp/online-consulting

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