こんにちは。
日経平均株価が2024年2月22日に39,098.68円をつけ、1989年12月29日に記録した38,915.87円を34年ぶりに更新しました。
景気がよくなっているという実感が得られていない人が多いためか、この株高もバブルなのではないかという声も聞こえてきます。
そこで、今回は今後株価がもっと上がるという意見と、ここからまた株価は落ちてくるという意見を集めてみました。
株価はもっと上がるという意見
株価はもっと上がるという意見には、次のようなものがあります。
株価はもっと上がるという意見
- バブル期のPER (株価収益率)は、70倍だったが、今回は16倍程度。(PER は12倍~18倍のことが多く、15倍を基準に株価が割高か割安か判断されることが多い)
- 1989年からNYダウは14.7倍になった。日経平均株価は1倍
- 企業の稼ぐ力が強くなっている。日経平均株価かもっと上がってもおかしくない
- 円安で日本株は海外から見ると割安になっているから海外投資資金が流入しやすい
- $ ベースでみると、日経平均株価は史上最高値に達していない(ドル建ては21年1月13日に274.49ドルまで上昇し、約31年ぶりに高値を更新した)
- 円安は日本の主に輸出産業にとって業績を出しやすい
株価は下がるという意見
今後株価は下がるという意見には、次のようなものがあります。
株価は下がるという意見
- 年初来、2か月足らずで5000円以上の日経平均株価が上昇した。株価上昇のスピードが速すぎる(半導体バブル)
- 今回の日経平均株価は、半導体関連株の上昇の寄与率が高い。東京エレクトロン、アドバンテスト、ソフトバンクグループの3銘柄で、2000円程度押し上げている
- 半導体銘柄は、米国との相関が強いが、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイは米国内外の株式相場の高騰は「カジノ的」だと警鐘を鳴らした
- 米国株は、今後FRB が金利を下げるだろうという期待の下で上がっているが、インフレを抑えたいFRBは、現在の高金利を維持しそう。そうなると、S&P500などの株価が下がり、それに応じて日本株も下がるリスクがある
- 日経平均株価は日銀が長らく上場投資信託(ETF)を購入して株価を支えていたが2023年には10年ぶりに株式の売り手に転じた
株価とともに、日本の景気も良くなるといいですね。