平均株価の平均

こんにちは。2024年もよろしくお願いします。

日経平均株価も、ついに36,000円を上回りました。

新NISAも始まり株式投資に興味を持っている方も増えていると思います。

日経平均株価の平均って??

さて、日経平均株価は日本を代表する企業225社の平均株価と言われていますが、この225社に選ばれている会社の株価の大半は10000円以下です。

例えば、1月19日の始値(円)で見ると、

1332ニッスイ 783円
1605INPEX 1,998円
1928積ハウス 3,400円
1925ハウス 4,439円

といった株価です。

本当に225社の株価を全部足して225で割ったら、10000円行かないのではないか?と不思議に思い、経緯を調べてみました。

日経平均株価の歴史

日経平均株価は、1950年から日々算出されています。

指標性を保つため、売買額の多い銘柄を全業種からバランスよく選んだところ、225銘柄になったとされています。

最初は225銘柄の株価を全部足して225で割る、文字どおり平均の株価でスタートしました。

ところが、銘柄によっては株価が上昇した際に株式の分割を行うことがあります。

株式が分割したら当然分割された分だけ価格が下がります。新しい株価を平均として計算してしまうと、日経平均株価が分割前と違った指標になってしまいます。

このため日経平均株価の算出方法は、株式分割や併合、採用株式の入れ替えなどによって生じる株価変動を修正され公表されているようです。

70年以上も前の株価とも公平に比較できるようにするためには、株式の分割等によって下がってしまった株価を正しく評価するために、単純に各銘柄を足して母数で割れば良いというわけには行かないようです。

225銘柄の株価を足して、その後いくつで割るか?という指標が日経平均株価の除数と呼ばれていて、2024年1月18日現在で約30に設定されています。

単純にいうと225銘柄の平均株価の約7.5倍を日経平均株価と呼んでいるようですね。

さて、今年の日本の株価はどうなっていくのでしょうか。

注目していきたいところです。