Stay home により家計にどのような影響があったのか、総務省により2020年5月8日に発表された「3月分」の家計調査を調べたところ、各家庭でかなり節約を意識していた事が垣間見れました。

新型コロナウイルスの影響により支出を大幅に抑えたご家庭も多いのではないでしょうか?

前年同月比と比較して大幅に消費が減った費目

費目別に見ると、

    • 被服・履物▲26.1% (6ヶ月連続の実質減少)   : 9,527円 (▲3238円)
    • 教育▲17.4% (6ヶ月連続の実質減少)    :10,523円 (▲3313円)
    • 教養娯楽▲20.6% (4ヶ月連続の実質減少)    :24,107円 (▲5520円)

 

(前年同月比、実質増減率)

で顕著に下がっておりました。

前年同月比と比較して全体の支出は17,060円減っているので、削減の70%以上がこれら3つの費目で締めていることになります。

費目別の差額で見ると、その他の消費支出が▲6547(56,629円)と大きく落ち込んでいます。

特にその他の消費支出の交際費▲6,214円が大きく下がっています。

 

前年同月比とあまり変化のなかった費目

前年同月比とあまり変化のなかった費目は下記の通りです。

  • 食費 ▲2.4%
  • 家具・家事用品 ▲2.3%

食費は、外食費が▲4,010円でしたが、穀物・魚介類・肉類などの総計は増えており、家庭で料理する機会が増えた様子が伺えます。

また費目が増えているのは

  • 住居 1.8%
  • 光熱・水道 1.0%

となっており、Stay home により支出が増えた様子が伺えます。

まとめ

家計調査の結果から自粛で自宅にこもり、節約できる項目を徹底的に節約していた様子が伺えます。

住居費や食費は、節約にも限界があるので、前年同月比で大きな違いはありませんでしたが、

比較的節約が可能な衣服、教育、教養娯楽、交際費などが前年同月比で大幅に減っていました。

被服・履物、教育、教養娯楽は去年10月の消費税増税以来連続して消費が減っているため、かなり苦しい思いをしている方も多いのではないでしょうか?

詳しい資料は下記のリンクをご参照ください。

https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr-q.pdf