クレジットカードの魅力は、なんといっても支払の手軽さと、
ポイント還元の魅力だと思います。

例えば、車をよく使う方は、石油会社とクレジットカード会社の共同で発行するガソリンカードを利用して、
ガソリンを安くすることができます。

また、映画をよく見る方はシネマイレージカード(セゾン)なども使えるでしょう。
サービス実施日には映画を1300円で見られたり、
TOHOシネマズの映画を6本見ると1本が無料になる特典もあります。
今や、デパートや銀行などでも、それぞれが独自のカードを発行し、
気がつくとお財布の中がカードでいっぱいという人も多いでしょう。

クレジットカードでポイントを貯めるなら、なるべく2~3枚に厳選し、
集中して貯めるようにするとよいでしょう。

 

では、どんなカードを選べばよいでしょうか。
クレジットカードを選ぶポイントは3つあります。

「ブランド=使用できる場所の多さ」
「年会費」
「ポイント還元率」

「ブランド」=VISA、MASTER、JCBなどカードのブランドです。
海外での利用を考えるのであれば、VISA、MASTERのどちらかを持っていれば間違いないでしょう。

「年会費」=無料のものと有料のものがあります。
初年度だけではなく永久に年会費無料のものは管理が楽でオススメです
。将来、サービスの変更などでカードの利用頻度が減っても、コストを気にしなくてすむからです。

「ポイント還元率」=各種カードの特色である独自のポイントサービスや、
一般で利用した際の還元率をチェックし、比較するとよいでしょう。
マイルを集める、商品券に換えるなど、貯めたポイントを何に交換するのかも選ぶポイントになりそうです。

次に、具体的にオススメのカードを目的別にチョイスしてみます。

<ポイント還元率で選ぶなら>
「P-oneカード」=還元率ではピカイチ。
請求時に1%OFF。さらにポイントも貯まるので還元率は1.4%。
毎月7日はポイント10倍なので、還元率は5%に。
カード提示でワーナーマイカルシネマの映画観賞券が300円引き。

「ライフカード」=誕生月はポイント5倍。
様々なボーナスポイントがあり、実質還元率は1%以上。
誕生月の還元率は約3.3%。

「楽天カード」=楽天での買物はポイント2%。
キャンペーンにエントリーしたり、ポイント加盟店での買物をすると3%。
海外旅行傷害保険付き。

<公共料金を安くするなら>
「東京電力Swicthカード」=公共料金のポイント2倍。
オール電化の電気料金の支払いはポイント4倍。

<携帯電話料金を安くするなら>
「UFJ K-POWERカード」=カード利用額に応じて携帯電話・PHS通話料金が最大50%キャッシュバック。
初年度年会費無料

<ショッピングをお得にするなら(一例)>
「タカシマヤカード」=高島屋で8%のポイント
ポイントアップ期間中は10%。

「セゾンカード」=毎月5日20日は西友などで5%OFF。
ポイントの有効期限がなし。
永久不滅.Com経由でショッピングをするとポイントアップ。

「イオンカード」=毎月20日、30日はジャスコなどでの買物が5%OFF。
5日、15日20日はジャスコなどでポイント2倍。
(いずれも2008年12月5日現在)

必ず引き落としのある公共料金や携帯電話料金、生命保険料などをクレジットカード払いにすると、
知らず知らずの間にポイントが貯まりお得です。
最近では、国民年金など公的な支払いもカード払いがOKになるなど広がりを見せています。
支払う料金があったらカード払いができないか確認してみるとよいでしょう。

ただし公共料金の場合、口座振替を利用している場合には、すでに口座振替割引が適用されている場合があります。

例えば、東京電力の場合、月52.5円の口座振替割引が適用されています。
従って、クレジットカードの還元率が1%の場合、1か月の電気代が月5250円未満であれば、口座振替がお得。
それ以上であれば、カード払いがお得ということになります。

カードの還元率が0.5%の場合は、毎月の利用の目安は10500円が基準になりますね。
公共料金によって、割引制度を実施していない会社、自治体もありますので、
ご利用されている窓口へお問い合わせください。

 

クレジットカードの支払方法は、
「1回払い」「2回払い」「ボーナス1回払い」「リボルビング払い」「分割払い」などがあります。

無駄なお金は極力支払いたくないという方は、
手数料がかからない「1回払い」「2回払い」「ボーナス1回払い」を選択するとよいでしょう。

月々の負担を減らし、計画的に返済したいという人は「分割払い」や「リボルビング払い」がありますが、
気をつけたいのは「リボルビング払い」です。

「リボルビング払い」とは、カードの入会申し込み時に、「
月々の支払い金額」をあらかじめ決めて支払う方法です。
残高がある限り支払いは続き、残高に応じた手数料がかかります。

毎月の支出が一定なので、家計管理がしやすい点はいいのですが、
「リボ払い」のショッピングを繰り返していくと、借金が雪だるま式に増えていき、
いくら使ったのかを把握しにくく、支払がいつ終わるのかが分からなくなってしまう点には要注意です。

クレジットカードは、買い物した時と返済する時とでタイムラグが生じます。
分割払いやリボ払いは、時間が経つほど、“買い物した感”がうすれ、後々支払の負担がのしかかっていくことになります。
買い物をする際は、自分に合った支払いプランを立てましょう。
そして、家計簿や手帳などを利用しながら、これから先の月々の支出予定に記入して忘れないようにしましょう。

私はクレジットカードを使う時は、必ず2回払い以内と決めて利用しています。
家計費用と、事業費用でクレジットカードを分けて使っていますが、
家計費用とお小遣い用に分けて管理するのもいいと思います。

引き落とし口座を別にするなど、使い方一つで家計管理が便利になります。
買い物をして家計簿につけ忘れた場合でも、利用明細書が家計簿代わりになる点も大変便利です。

以前、葬儀に参列するのに出かけたら、うっかりお香典袋を置いてきてしまったことに駅で気づきました。
小さなバックを持っていたので、少額のお金とクレジットカード1枚を携帯していました。
戻る時間もないし、どうしようと思っていた時、クレジットカードのキャッシングを利用して大変助かったことがあります。

駅の近くには必ずと言っていいほど、ATMコーナーがあり、いざという時に引き出せます。
しかも、すぐに返済したので、利息も微々たるものでした。
いざという時のクレジットカード、1枚あると強い味方です。

クレジットカードは便利でお得な半面、支払い能力以上の利用ができてしまうのが落とし穴です。
クレジットカードで支払ったら、その金額を取り分け、引き落とし日に備えておくなど、
自分なりに「使い方のルール」を決めておくとよいでしょう。

その他、「キャッシングでの多重債務」「カード犯罪に巻き込まれる」ことにも注意しましょう。
金銭感覚を見失わないようにし、自分にあったカードを選んで、心地よく賢く付き合っていきたいですね。

【参照】
gooランキング 「クレジットカードを選択する決め手ランキング」 (現在このページは利用できません。)